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御溝川 二次放水路で水害軽減 瓦屋町での効果確認(2025/08/19) (2025/08/19)
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本線(中央奥)を閉じて二次放水路(右側)に流れていく御溝川(今月8日)
 人吉市内を流れる「御溝川」の水害対策で整備された「二次放水路」が、ことし4月から運用を始めた。今月12日までに11回の放水を行っており、下流の水害常襲地の冠水が減少するなど効果が出ている。 
 御溝川は、山江村万江の万江川から取水し、市内中心部を流れて下薩摩瀬町の球磨川支流・福川に合流する全長約6キロの1級河川。
 川沿いで宅地化が進み、大雨になると取水口を閉めても周囲からの流れ込みで水位が上昇。瓦屋町から下流では市道の冠水、家屋浸水などの水害が常態化していた。
 県は、対策として御溝川の洪水を分流する放水路整備を計画。平成3年に同市井ノ口町の御溝川から万江川に洪水を流す「一次放水路」(全長485メートル、放水量毎秒7トン)を整備。
 さらに下流の合ノ原町から万江川に流す「二次放水路」を計画し同14年に着手したが、地元関係者の合意が得られず休止状態に。そのため、さらに下流の瓦屋町から山田川へ流す「三次放水路」(全長320メートル、放水量毎秒10トン)を計画し、同24年から用地取得を進めていた。
 しかし、同27年に「二次放水路」の地元合意が得られて整備が再開。令和2年7月豪雨災害後は「緑の流域治水」に位置付けられて進展し、ことし3月に完成した。
 「二次放水路」は、全長1300メートル、幅4メートル、深さ4~5メートルで放水量は毎秒28トン。合ノ原町の御溝川本線に分流施設を設け、洪水時は本線の水門を閉めて放水路を開け、洪水を万江川に流す。
 放水は、人吉市と山江村で大雨注意報が出された場合をベースとし、瓦屋町に設置してる河川カメラなどを見て総合判断し、ひとよし土地改良区にも相談して実施。
 運用開始後、5月9日に初操作し5月は4回、6月は4回、7月は2回、8月は7日から12日までの1回の計11回放流した。
 県によると、5月末の時間最大雨量20ミリ、12時間雨量131ミリの降雨時は、河川カメラのある瓦屋町の鳥越橋下流で約40センチの水位低減効果を発揮し市道の冠水を防止。現在、浸水被害の報告は上がってきていないという。
 鳥越橋下流右岸側に位置し、大雨のたびに市道冠水に悩まされてきた、一乗山林照寺の茅場唯信住職(55)は「以前の大雨のたびにあふれていたが、改善されて感謝している。一方で川の中に水草や土砂が残っており、取り除いてほしい」と話している。
 県では、今後も効果を検証。現在は分流施設に操作員を配置して放水しているが、来年度からは操作の自動化を目指す。
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